つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

変わりゆく日々

自宅から役場までの道のりが いつの間にか愛おしくなっていた

 

幾度となく歩いて通った道だったが

 

これももう あと数える程かと思うと

 

ひとつひとつの眩しさについ目頭が熱くなる

 

これほどに日常というものが

 

素晴らしいと思ったことはなかった

 

 

 

先日 町の広報誌折り込みの手伝いに行ってきた

 

これも最後のご奉公だと思い 黙々と作業をした

 

清々しい気持ちだった

 

あれもこれも もう最後と思うようになってきた

 

やっと慣れてきたことも

 

新しいところに移ってしまったならば

 

 

 

 

たった1年で どれほどの想いを伝えることが出来ただろうか

 

まったくもって伝わっていないと糾弾されることもあろう

 

多少なりとも届いているものもあろう

 

あれこれと考えてはみたものの

 

結局は種が植えられていればいいのだと悟るのみだ

 

 

 

朝 役場へ事務所のカギを取りに行く回数はあと7回になった

 

お店を閉める担当回数はあと5回

 

もう たったそんなものだ

 

 

 

 

ひどく感傷的になっている

 

それはひょっとしたら

 

この時間をしっかりと生きていることの裏返しなのかもしれない

 

 

f:id:maruyamabase:20190305185201j:plain

 

 

【ご報告】本年度を以て北海道八雲町地域おこし協力隊を退任します。

 


日頃このブログをご覧いただいている皆様にご報告です。

 

 

 

わたくし、北海道八雲町地域おこし協力隊である冨澤祐二は、平成30年度の着任を持ってその任期を終了とし、八雲町定住のため就職することを決めたことをご報告いたします。

 

 

協力隊としての活動はこの3月いっぱいで終了となり、4月からは違う場所で働くことになります。

着任以来定住のための方途を探ってきましたが、期せずして早いタイミングで結実することとなりました。

f:id:maruyamabase:20190304210928j:plain

 

 

続きを読む

晴れの八雲町。

ここ最近は気温がマイナスになることはなくなった北海道八雲町。

 

f:id:maruyamabase:20190303205319j:plain

 

道路わきの雪も、すっかりなくなっていきました。

 

 

 

1年前の2月末に2次試験で八雲町に降り立ったときはまだ冬一色でしたが、今のところ今シーズンは春の足音が近くまで来ているようです。

 

続きを読む

【詩】異なる星

ぼくたちには夢や希望があり

 

それがどこかで 想いのままに進むことを望んでいる

 

それは奇跡に近いようなことなのだが

 

それが自分には必ず起こると信じてやまないらしい

 

反面 想うような展開にならないときには

 

その原因を自身の外に置くか こんなものだろうという無責任な砲火を浴びせる

 

しかしその身は危険が及ばないところに居る

 

わたしには正義の加護がある と

 

 

 

 

ぼくたちの使命とはなんだろうか

 

そこには生きる使命と 仕事における使命がある

 

それは必ずしも 共通するものではない

 

求められている使命と 望む使命とは おそらく異なるものだとわかってはいるのだが

 

どこかでつながっていると信じているためか

 

時折 針が極端に触れてしまう

 

 

 

 

望むべくは

 

それぞれ異なる世界にあるものが いまここにあるものに善いものをもたらすこと

 

それがどこかの世界で反映され

 

生きていくことにつながっていけばいい

 

 

 

現実的なことも非現実的なことも

 

わたしを活かし そして苦しめる

 

それを銀河の中に置き

 

星の大海に佇めばいい

 

 

 

 

 

誰かと星を見たい

そのように想いながら

 

流れ星に願いを込めればいい

 

 

 

ここにいることの影響を

想いを結実させることを

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その193

【Series of  John  Coltrane】

A Love Supreme In Antibes 1965 / John Coltrane

 

f:id:maruyamabase:20190228193118j:plain

f:id:maruyamabase:20190228193120j:plain

JICL89548

 

1.A Love Supreme
  Part 1 - Acknowledgement
  Part 2 - Resolution
  Part 3 - Pursuance
  Part 4 - Psalm
2.Impressions


parsonel

John Coltrane(ts)
McCoy Tyner(p)
Jimmmy Garrison(b)
Elvin Jones(ds)

Recorded July 26&27,1965 Live In ntibes,France

 


アンティーブで行われたジャズフェスティバルの音源になり、このときの音源は他に「ライブインパリ」に収録されています。
このCDの内容はそれぞれ違う日に収録されたものですが、至上の愛だけで48分という演奏時間を要しています。
インプレッションズは22分ですが、もはやコルトレーンのバンドにとっては、1曲20分を超える演奏は普通のことに感じてしまいます。
ライナーを読んでみると、初日の7/26に至上の愛を演奏しているとのこと。前年に発表したアルバムの、生演奏というお披露目はさぞかし嬉しかったことと思います。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その192

【Series of  John  Coltrane】

Live at Penn State'63 / John Coltrane

 

f:id:maruyamabase:20190228192901j:plain

f:id:maruyamabase:20190228192904j:plain

HHCD009(海外盤)

 

1.Bye Bye Blackbird
2.The Inch Worm
3.Every Rime We Say Goodbye
4.Mr.P.C.
5.I Want To Talk About You
6.My Favorite Things

parsonel


John Coltrane(ts)
McCoy Tyner(p)
Jimmy Garrison(b)
Elvin Jones(ds)

 

 

1963年、ペンシルバニア州立大学にて行われたライヴの模様を録音したものです。
日付は1963年1月19日。


このコンサートではおおよそ70分に及ぶ演奏が行われたそうです。
1曲目では25分バージョンで「バイバイブラックバード」を。
ポピュラーナンバーの「マイフェバ」を披露しています。


大学での演奏は死後だいぶ経ってからその記録が確認されました。
演奏自体もややポップに聴こえることがありますが、しびれを切らしたように演奏するジャズは、学生の耳には刺激的に届いたかもしれません。

 

迷い、悩み。

もうすぐ2月も終わり。

 

となりますと、やってくるのは年度末。

地域おこし協力隊としても、振り返りの時期になります。

 

 

年が明けてから役場担当課がいろいろと疑問を持つようになり、検証するという空気になっています。それを受けて来年度はどうするかといった方向性を決めていくようです。

 

f:id:maruyamabase:20190227211310j:plain

 

紆余曲折や不信感がありながらも、徐々に信頼関係に似たようなものを構築してきたと思っていますが、まだまだ序の口。加えて協力隊の任期は最長3年になっていますので、悠長なことは言ってられなくなります。

 

いろんな求めや反省事に想いを巡らせてみますと、やはりああだこうだと考えてしまうようでした。

 

続きを読む

【詩】夢をわすれていた

数日ものあいだに暖かさが連弾となって舞い降りると

 

にわかに大地が春の待ち遠しさを語りはじめた

 

 

f:id:maruyamabase:20190226213428j:plain

 

 

永らく分厚い白さに覆われていた世界から

 

小さくも力強い芽が姿を見せようとしていた

 

 

f:id:maruyamabase:20190226213921j:plain

 

 

 

人は行き交い

 

風はその真横を通り過ぎる

 

 

 

f:id:maruyamabase:20190226213947j:plain

 

 

 

足下にあった滑り止めの砂は舞い

 

小鳥も嬉しそうな声で鳴く

 

 

 

 

 

身体に重みがかかることがあっても

じつは毎日は続いている

考えを 想いを いろんなものごとを巡らせながらも

いつだってここは廻っている

 

 

 

 

 

 

 

時間は流れていることに人はどこかで気づく

 

じつはそんな毎日を迎えている

 

 

 

f:id:maruyamabase:20190226215807j:plain

 

 

いつのまにかケースに入っている名刺の残りは6枚になった

 

印刷して増やそうか悩む 久々に雪が舞った日だった