つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

【詩】蓄積されていく

慣れない肉体労働を繰り返す

 

筋肉は徐々についてくるが

 

疲れは中々抜けていかない

 

鍛えているという実感はあるものの

 

悲鳴の跡が残ってゆく

 

 

 

ただ必死で打ち込んでいく

 

仕事であれ趣味であれ

 

恋愛であれ何であれ

 

積み重ねていくと

 

いいようのない歓喜の瞬間が訪れる

 

 

 

いずれは結果というものが動いて現れる

 

それが積み重ねるということ

 

いつまでもそのままでいることはできない

 

そこには悲しさや高揚感があり

 

突き詰めては自分が今生きているということを証明する

 

 

古新聞の塔やレシートの束

 

書き貯めたノート

 

水切りかごに並べられた食器

 

書類審査で返却されてきた履歴書

 

これまでに書いてきた手紙

 

 

 

どこでどうなるかはわからない

 

それは数少ない親友だと思う