さほど気にしない人もいれば
1日1日が気になってしょうがない人もいる
確かな情報を求める人もいれば
人づてに聞いた話でじぶんの未来を賭けようとする人もいる
毎日それは伝えられ
最早日常に溶け込んでいるものなのだが
幾つも情報源があって
どれが正しいかではなく どれを信じたいかで採用を判断する
これほど不確かなものはなかったが
今ではかなりの正確さを持ってきているようだ
しかし必ず当たるとは言い切れない
外れることもあることを覚悟しなければならないのに
どうしてこう 当たると評判のところに行きたがるのだろうか
それほどに 道端の小石にも躓きたくないのだろうか
知っているはずなのに
この世界には 晴れも雨も曇りも雪も必要だということを
でもなぜ 自分の生活には晴れだけしか求めないのだろうか
それはもう臆病でしかない
それはもう畏れでしかない
そういったものを求める人ほど
喪うものは大きい
明日の運勢や予報はやはり気になるけれど
そのアドバイスに従って動きたくなるけれど
この世界はそれだけで動いているわけじゃない