つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その196

【Series of  John  Coltrane】

Newport'63 / John Coltrane

 

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GRD-128(海外盤)


1.I Want You Talk Aout You
2.My Favorite Things
3.Impressions
4.Chasin' Another Trane


parsonel

John Coltrane(ts,ss)
McCoy Tyner(p)
Jimmy Garrison(b)
Roy Haynes(ds)
Eric Dolphy(as) *4
Reggie Workman(b) *4


Recorded

1-3:live at the Newport Jazz Festival in Newport,Rhode Island on July 7,1963

4:live at the Village Vanguard,New York City on November 2,1961

 


1963年に行われたニューポートジャズ祭りで演奏されたものと、1961年のヴィレッジ・ヴァンガードで演奏された曲とのカップリングCDになっています。
ヴィレッジ・ヴァンガードでの音源は他の作品でも見られますので今回は置いといて、63年ニューポートのほうを見ていきます。

エルヴィンの代役にロイへインズが参加していますね。
ロイもコルトレーンとは組んだ経験を持っていますので、大きな変化という訳ではありません。


演奏時間は3曲足すと40分越え。持ち時間を多少オーバー?したといったところでしょうか。3曲で40分と簡単にいっていますが、それって意外に凄いことだと思います。
コルトレーンの音源は、後年ライブ音源がわんさか出てきます。この音源もそのひとつなのですが、迫力が半端ないです。まるで水を得た魚というか、自分の音が、思想が、地平線を駆け巡らんとする勢いでブロウを繰り返しています。
こういった演奏はだんだんと、一部では聞き苦しいと感じてしまう演奏に変わってしまうものの、彼の不思議な魅力に聴衆は「もっと音楽を!」と言っていたのかもしれません。