Twitterで読書垢の方の投稿を見ることが多いのですが、それがきっかけで手に取った本となります。
「寂しがり屋な人間と猫の不器用な物語」とありますが、どちらかというと人間のほうにフューチャーされている感覚の残る作品でした。
主人公は何かと課題を抱えている青年で、ある日
「猫の世話をするだけの簡単なお仕事」という求人につられ喫茶店で働きます。
しかしここの女主人がなかなかの曲者で、厄介ごとを引き寄せる性格でもあるようでした。そこでふつうは嫌気が指すのですが、巧みにアメを与えられ、ずるずるとこの仕事を続けていく、といった感じのストーリーになっています。
作中にもこの「ナポリタン」が登場します。
それがどうしても食べたくなる。
そして、猫の世話をしたくなる。