このタイトルを書いていて、意識したのはブルー・リー。
名言である「考えるな、感じろ。」です。
セリフはそのあとにも続きますが、この「感じろ」を持ち上げすぎてしまい、結果こじれたケースが散見されるようになります。
いや、わかるんですよ。ブルース・リー師匠の言っていることは。
ただ現代人が、やれ自己啓発だのスピリチュアルだのと持ち上げるから、本来の意図から離れてしまったように感じてしまうのです。なので敢えて「考えろ。感じる前に。」とさせていただきました。
こういうタイトルにしたのにはほかにも理由があり、瞬間的な判断が、加齢とともに難しくなっている点があるからです。また、瞬間的な判断や行動を求められる環境にいる(仕事などで)にもかかわらず、その訓練をしない状態で「感じる」ことを推奨して実践している(またはそのつもりでいる)人が多数いらっしゃるからです。そうなるともう、感じたところでどうにもなるものではありません。「考えるな、感じろ。」は稽古のシーンで放たれた言葉です。どういった環境でそのセリフが出て来たのかを、感じることを最優先に置いている人たちは、学びなおす必要があるのではないかと思うのです。