毎月、新品と中古を含めてそこそこの枚数のCDを購入しています。
中心はジャズで、その他邦楽洋楽クラシック等に手を伸ばしています。
ぼんやりな感覚ですが、若いころに比べるとほんの少しはその音楽といいますか、音の選択がわかってきたような気がします。
CDを購入しては、ある一定の時期で手放したことがあります。
当時は断捨離、がらくた整理として、自分を身軽にするための劇薬でした。
それはそれで後悔していないのですが、今は探求心のほうが勝り、過去手放した作品を買い戻したりしています。
様々なジャンルの音楽(現在は特にジャズ)を聴く理由を考えてみたのですが、どうやら「冒険」という表現が一番当てはまりそうです。
この1枚を聴いて、満足はしないのです。
次の1枚を手に取り、「どんな音が聴こえてくるのだろう」と思ってしまいます。
とはいえ、先の1枚に満足しないということはないです。
その1枚が至高の1枚だからこそ、次の1枚が聴きたくなるのです。
ジャズに絞っていえば、今は日本のジャズが個人的にはホットです。
以前のイメージですと、日本のジャズはフリーかフュージョンでしかありませんでした。
しかし今、いろんな流れから日本のジャズを聴き、買い集めるようにしています。
捨てたもんじゃないというレベルをはるかに超えています。映画BLUE GIANTはそれを見事に証明しました。気づけばジャズに限らず、すべてのジャンルの音楽が進化している印象を受けました。流行る期間はもはや短くなっているものの、表現の幅がとんでもなく広がった感があります。その表現が自分と重なる瞬間があるのです。そのタイミングを迎えることが出来ることは、何よりの幸せです。
毎週毎週ラジオを聴き、空いた時間にオーディオで音楽を聴く。
札幌市に住んでいたときと比べると、ぐっと音楽との距離が縮まったような気がします。そして自分自身も音楽を素直にもっと求めるようになりました。音楽がもっともっと好きになったのです。
いつまでこの習慣を続けることが出来るかはわかりませんが、可能な限り聴き続けて、文章にアウトプットできるようになればいいなと思います。