つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

北海道・八雲町にある「ポイントカード」の話。

八雲町に住み始めて、ひとつ始めたことがありまして。

 

なんてことない話なのですが、この地域特有のポイントカードがありましたので、持ってみることにしました。

 

 

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その名も「遊楽部(ゆうらっぷ)カード」というもので、八雲スタンプ会が発行しているポイントカードになります。

 

特徴は大型店舗の加入はなく、個人商店や飲食店が多いということ。

地元の商店を応援しようという姿勢と受け止めました。

 

 

  

加入時にパンフレットもいただいたのですが、加入店舗は全部で45店舗あります。

JR八雲駅と八雲町役場周辺が大半であるものの、八雲町浜松~落部地域も含まれています。(浜松は高速道路のハイウェイオアシスである噴火湾パノラマパークがあり、落部落部ICがあるところで、いずれも八雲町内になります)

 

当初は利用も限定的になるのではと考えていましたが、個人商店の利用が楽しいとわかり、着実に利用店舗を広げていっています。どのお店に行けば迷ったときも、このカードの加入店舗というくくりで訪れてみてもいいかもしれません。

 

加入店舗を見てみますと

 

・美容室

・薬局

・飲食店

・衣類店

・商店

・時計店

・写真館

自転車屋(自動二輪含む)

・クリーニング店

・レコードショップ(音楽全般)

金物屋

 

と、とても幅広いです。一般的なスーパーにいけずとも、ここの加入店舗で事が足ります。

 

かといって、大手のドラッグストアやスーパーも今となっては貴重な存在です。

札幌市の郊外では地元のスーパーが閉店し、札幌市でありながらも買い物難民が生まれてしまうという事態が発生するほどです。

だからという訳ではないのですが、大手も個人商店もどちらも地域には大切な存在です。

消費者がうまく使い分けていくことも必要ですし、お店を営む側もニーズに合わせた行動を取ることも大事だと思いました。

 

 

 

ただひとつ難点が。

 

いや、難点というほどのものではないのですが、パンフレットの裏を見てみますと、加入店舗の一覧が掲載されています。が、何故か番号がばらばらに載っているのです。

 

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どして?

 

と思った瞬間。

 

 

 

 

あ・・・五十音順だ・・・(汗)

 

 

 

これはどちらがいいのか迷いました。

番号があるのであれば、番号順でもいいかもと思ったのですが、五十音順という基準もあったのです。個人的には慣れるまで少々時間がかかるかなと感じました。

 

 

 

 

だんだんと元気がなくなってきていると聞いていた八雲町の商店街。

 

しかし実際は元気になるための方策をとっているように見受けられました。

ぼくは商才があるわけではありません(ほぼないです 笑)が、こういった制度からブームと言いますか、いわゆる「火」がつけば、ニュースにも取り上げられるほどの話題となり、注目を集める可能性は高まります。そのためには「ひと工夫」が大事なのだと思います。

 

 

それを為すのは、まさしく若い世代です。

何かを打ち崩すような、これまでの固定観念を壊すような。

危機感を持つことも大事だとは思いますが、それよりも大事なことがあります。

その気持ちをわかる人がひとりでも多く出てきてくれればと感じた、照り返しの強さを感じた日曜日でした。