台湾での滞在時間も、文字通り「あっ」という間に過ぎました。
今回はそこまでディープな旅にはならなかったのですが、台北市内や他の主な観光スポットを訪ねてみても、旅の醍醐味や面白さ、興味深さをじゅうぶんに堪能することができました。
外国へはこれまでに
インドネシア(バリ島)
韓国(どこだったかは忘れましたが、仁川国際空港に降りた記憶。当時はロッテの懸賞で)
とまさしく「観光」で訪れており、今回で4か国目となりました。
滞在中はだいたい曇りでした。
旅は元来好きでした。
若かりし頃は、よく失恋旅行などといってはひとりで車を走らせました(笑)
一人旅は慣れていました。逆に、複数人での旅にはあまり慣れていませんでした。
いつしかひとりで旅に出る回数は減りました。それが良かったこともあるし、そうでなかったこともあります。でもそれがかえって学びになったことも多くありました。それが旅先であったからこそ、享受できたのかもしれません。
旅は非日常の出来事であり、そのひとの「素」が垣間見える空間でもあると思います。
そこで相手を見て、現地のひとを見て、じぶんを見ることは恐らく大事なことだと感じました。
帰国する日。
新千歳行きの飛行機は午前中の早い便で出るため、ホテルもかなり早い時間にチェックアウトしなければなりません。そのため前日には前もってMRTの空港線までの道のりをチェック。空港線の駅は他のMRTの路線とは離れたところにあるため、事前にルートを確認しておきたかったのです。そして駅員にも運行ダイヤを確認し、帰り道にマッサージを受け(めちゃくちゃ痛かったけど効きました)、超激安で晩御飯をいただき、ホテルで荷造りを、早々に就寝。翌日は午前4時半起床。1時間後にはホテルを出て、空港線の始発に間に合うように徒歩で向かいます。
ホテルをチェックアウトした後の市街地。このとき午前5時40分。
カメラでは明るく写っていますが、実際は薄暗いです。
そして地下の連絡通路に降りようとしたとき、通行人のかたから何か言われました。
恐らく中国語。そのため何を言っているかはわかりません。
ジェスチャーで「下に降りたらだめなの?」と示したところ「地上から向かえ」といったしぐさ。
うーん、さすがになぁと思い、念のため地下に降りました。
そうしたら、なんてことでしょう。
早朝の時点では、地下の連絡通路を使って空港線の駅までは行けないことが判明。
シャッターが下りたままだったのです。
この地下通路はお店も並んでいて、いわば地下街といったような感じでしたが、空港線へつながる道筋は時間が早かったためか、クローズとなっていました。
しかたなく地上へ戻り、近くにいた警備員(もしくは駅員)に道のりを聞く。
意外にも「この道をまっすぐ」という答えが返ってきたので、少し早足で向かいました。
そうすると外国人観光客のかたがひとり同じ境遇に立たされており、一緒に少し歩くことになりました。
そうして少し歩いた先に、MRT空港線の駅が見えてきました。
どうやら早朝の時間帯(運行前)は、地上から構内に入るしかないようです。
これはこちらの説明の仕方(表現)も悪かったのですが、まさかこんなことになろうとは(汗)
出国する前に発見した、何ともかわいらしいソファ。
しかし前もって早めにホテルを出ていたので、難なく始発に間に合いました。
また始発から快速が走っていたため、予定よりも早く空港に到着。早々にチェックインを済ませ、ゲート前にて待機。機材繰りか何かで出発は遅れたものの、無事に帰国することができました。
これで今回の台湾の旅は無事に終わりとなります。
台湾に行ってきてからもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。
あのときの熱はとうに冷めましたが、今でもあの国にもう一度行きたいという気持ちは持っています。どうせだったら中期間~長期間いることが出来たならと思うくらいの入れ込みようです。
思ったほど治安は悪くない印象を受けましたし(台北以外はわかりませんが)、これだったら荷物を切り詰めても、充分に楽しむことが出来るだろうと感じています。
今回は台湾の魅力を「切り取ったかたち」で楽しむことになりました。
実は台湾でもそこそこ高い山があり、登山するひともいると聞いていたのですが今回は断念。体づくりもしていませんでしたし、当然です。また自然の観察や地形なども興味深く見ていました。動物の保護は積極的に行っているようですが、自然の保護や環境に対する配慮はどうなっているのか。次回はそんな視点をあててみたいとも思いました。
台湾の現地に知り合いはいませんが、意外にも札幌で台湾出身のかたとお話することはあります。そういったつながりから、ひと味違った台湾を楽しむというのもありそうです。
北海道から飛行機で4時間。たったというべきか、それともそれだけ離れた土地というべきか。
ひとたび日本を出れば、それはテレビや雑誌、ネットなどでは教えてくれないものが溢れているのだと、さも当たり前のようなことを感じてしまいました。
このドキドキ感、ワクワク感を、次も感じたい。
そのためには外国語を少しでも理解できるようになっていることも必要です。
今後は行きたい国のことも少しずつ調べることになるでしょう。
そこからじぶんの生きかたにつながればいいのだと思うようにし、今回の旅を締めくくりたいと思います。
きょうまでに読んだ本
※ともに台湾渡航中に読んだ本