豪雨・映画・観覧車。
きのう、お昼までの札幌は、異様な雨に世界がのまれました。
本州などでよくある「ゲリラ豪雨」といった、急な天候の変化は札幌でもこれまでによくありましたが、昨日、はじめて目にする警報が流れました。
それは「記録的短時間大雨警報」というもの。
タイミングとしては、いつもよりは早い雨脚で雨が強くなり、そしてその勢いがどこまで強くなるのだろうと思ったくらいのタイミングで流れました。
いきなりの強さの雨だったため、配水管を流れる水の音がはっきりと聞こえるくらい、瞬間的に大量の雨が降ったことがわかるとともに、目の前の視界には、ありえない光景が。雨が生きているというか、雨のカーテンのような、流動的に動く光景を目にしました。
これが続くようであれば、この日の外出は諦めたほうがいいと思うほどだったのですが、幸いお昼頃には雨は上がり、脅威は過ぎ去っていきました。
その後の雨を警戒しつつ、この日は札幌・狸小路へ。
図書館に置かれていたチラシを見て、この映画を見に行きました。
公式ページ:映画 ふたりの桃源郷 | KRY山口放送
この作品と同じスタンスかなと思うのですが、昨年ドキュメンタリー番組で「人生フルーツ」を視聴しており、自分なりに思い、考えるところがありました。そんな中での今回の告知だったので、足を運んだという流れです。
この日の上映は合計3回行われており、ぼくは最終の回で観に行ったのですが、1回目の上映は満席になったそうです。会場となった場所は昔から映画館だったところで、座席数も決して少なくはありません。2回目の上映が終わったころに会場に到着したのですが、2回目のお客さんも相当いらっしゃいました。で、ぼくが言うのもなんですが、若い世代のお客さんがいたことには少々驚きを感じました。嬉しい瞬間でした。
上映時間は、およそ1時間30分。また見たい映画だなと思いました。
上映会が終わって外に出てみれば、なんと青空。
あの、昼間の豪雨はなんじゃったんじゃい!と思うほどでした。
この後は今シーズン初のビアガーデンへ。
向かった先は「ノルベサ」という商業施設です。
所謂ビルの屋上にビアガーデンを設け、そこで食事を楽しむというもの。
また、条件はありますが、ノルベサにある観覧車も割引料金で利用できるとのこと。
と、言うわけで、乗ってみました(しかも初)。
外はまだ明るかったのですが、陽が落ちるとビルのネオンなどが映えるそうです。
奥で光っているのはテレビ塔です
蒸し暑い日々が続いていた札幌もこの連休で小休止に。
しかし、あの大雨にはほんとうにびっくりしました。
本州では水が絡む事故が多数報道されていますが、先日の日記でも触れたように、対岸の出来事ではありません。土砂崩れなどの危険がない場所でも、今回のような短時間で川が出来るような天候となった場合、たとえ市街地でも行動が困難になる恐れがあります。地下通路も多数ある札幌では、水が流れ込む可能性も感じてしまいます。
先日の日記
歓迎はしたくありませんが、まさしく「災害は忘れた頃にやってくる」だと思います。
それは自然災害に限らず、生活における想定外の事態と考えたほうがよさそうです。
非常時の備えを整えるのはかんたんなことではありませんが、意識をするだけでも負担は軽くなるように思います。一気にではなく、少しずつでも態勢を整えることで、無難な経過を迎えることができるのではないかと思います。