つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

おもいびと

あれからずいぶんと時間がたったね

 

どうだい?そっちは元気かい?

 

こちらは何とかやってるよ

 

疑心暗鬼に駆られ

 

半べそかきながらも

 

毎日を必死に生きてる

 

そしてきみを想い続けている

 

 

 

 

あの日

 

きみは何をしていたのだろう

 

ぼくはあのとき

 

札幌の地下街にいて

 

普段とは違い

 

いきものの中にいるかのような揺れを感じた

 

何が起きたのかと調べてみたら

 

とんでもないことが起きていた

 

 

あの光景を見て

 

何を想い何を願ったかは

 

たくさんありすぎてよく思い出せない

 

ただ

 

きみが笑顔でいることを祈っていたことははっきりと覚えているよ

 

 

 

 

本気の手紙を送っても

 

いともかんたんにかわされてしまう

 

ただ既読のアイコンがつくだけで

 

何がどうなったのかを知ることはできない

 

それだったらそもそも手紙なんて送らなければよかったんだ

 

そういっては自分を責める

 

自分のやることやすことはまるで蟻地獄のように

 

 

 

他人と比べてどうかはわからないけれど

 

嫌われることが多かったように思う

 

 

 

ただ何となく不思議なのは

 

 

 

押しつけがましいと言ってきた、糖質ダイエットをしていた人や

 

死ねばいいのにと真顔で言った道北方面出身の後輩

 

コイツ使えねぇと自分本位の仕事方法を押し付けてきたバイト先の百貨店店員

 

コレハ仕事だよと言っておきながら自分はまったく仕事をしなかったバイト先の社長

 

自分勝手な人たちに遭遇することが多かったけど、そんな人たちと平等に生きている

 

それはどこかで不満だと感じながらも、どこかでアタリマエなんだと気づいたよ

 

 

その人たちとはもう言葉も視線も交わすことはないだろうけど

 

どこかで何らかのカタチで見返したいと思ってしまう

 

それはやっぱり逆襲なんだよね

 

あまりいいことじゃないけれど

 

それが今ある原動力の少しの部分なんだ

 

そうしていつしか9年が経っちゃった

 

f:id:maruyamabase:20200309152901j:plain

 

今も昔も変わらないのはおそらく

 

言葉を尽くすということだけ

 

時には長たらしくなって敬遠されるけど

 

バカのひとつ覚えのように今でもこればかりやっている

 

いまはただ磨くしかない

 

 

 

だからもう少し きみを想っていてもいいかい?

 

きみはもう忘れているだろうけれど

 

ぼくは忘れない

 

忘れることができないんだ