我慢は期限があるから出来るものだ
そうだと気づくまでやや少しの日にちが必要だった
際限なく求められる遠慮は肩身を狭くさせ
窮屈になった心身は短いスパンで癒しを求めるようになる
20年ほど前に世紀末はやってくると信じられていたが
どうやらそれはだいぶ後になってから来るのではと感じた
兵器を使わずに平気で他人を攻撃する時代
それは有史以来の一大事なのだと思う
どこかで自己中心的な人が眉間に皺を寄せながら社会批判をしている間にも
積もり積もった雪は雪解け水になる
そうしてすべてを流していく
根に持つのはどうやら人間だけらしい
それはいつかの自分にも当てはまる
いや それは今もなのかもしれない
わたしたちは待ち侘びる
概念としての春を
日常という名の平和を
そして
日々想うきみからの誘いを