つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

【詩】地球のにおい

風も穏やかな中で牛が餌を求めて啼いている

 

日差しはさほど強くはないものの

照り返しで初夏のような空気をもたらした

 

地球という星はしっかりとその役割を果たしている

生きている場所に季節といういきものを届けている

 

 

 

わたしたちの役割は何だろうかと考えてみる

わたしたちは何かの役割を負わなければならないのだろうかと考えてみる

 

世の中には役割といった表現を嫌う人もいるだろうけれど

 

明確な業務分掌を求める世間では何かしらの担当を当てはめることでその存在を認めて役割を与えやすくしているから流れとしては最早仕方のないことと思う

 

 

 

 

わたしはひとり勝手に落ち込む

わたしはここで何をすればいいんだろうかと

 

仕事をして食事を作って洗い物をして洗濯をして風呂の用意をして布団を敷いては本を読み音楽を聴き新聞に目を通しニュースをチェックしそして今ここで文章を書いている

 

役割を定めたほうがわかりやすくて安心だけれど

役割を設定したことで何が何だかわからなくなることもある

そうして自分を売っている人たちがいて何かと話題をさらっている

その人も知らない間に何かに明確に逆らっている

そんな気がするんだ

 

 

 

個人面談で自分のことを話してくれる時間があった

そこに込められたことだけでも実にいい生活をしてきているなと思った

 

今夜も月が明るい

まだ満ちていないにもかかわらず