「自分が悪い」。
そう決め込んでしまう場面は、生きている間には何度もあります。
「〇〇となったのはわたしのせいだ。だからわたしが悪い」。
こういう仕組み、または方程式のようなものが、この世界にはふわりと浮いています。
それを自覚してしまう人や、押し付ける人など、良し悪しを明確にしたがる傾向にどうもあるようです。
しかしよく考えてみると、「悪くない」とされるものがいくつも出てきます。
そこまで責任を感じなくてもいい、ということですね。
この世界は責任の所在を明確にしたがりますが、その所在をどうしても明確にできないことだってあります。それを無理に引き受ける必要はないと思います。
あと「とらわれている」という言葉も似ていますね。
何か強烈な出来事が、見えないロープとなってその人に制限をかけている。
その人は、その制限を仕方ないと受け容れてしまう。
でも、とらわれていてはだめなんです。
それでいいと思っていてはだめなんです。
とらわれていたのなら、そこから抜け出てもいいんです。
権利と言っては堅苦しいですが、わたしたちはそうして本当の成長を果たすべきです。