つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

「掘り下げてる?」

ここのところ、工事現場のような場所に立ちあう日が続いています。

状況を把握しているものの、じゃあどうすればいいのかということについては、その場所をよく知っておかなくてはなりません。

 

例として地中にあるものを交換等する工事の場合、地面の切削から始まります。

普段見えている「表面」の下、さらに下まで掘り下げます。

そうしてお目当てのものが見つかったからよしというわけではなく、お目当てのものがどんなものか、詳細を確認する作業に入ります。こうして状況と使用しているものを確認し、必要な部材を揃えて本工事に入るというのが、大まかな流れになっていると思います。

 

 

新型コロナ以前ではありますが、最近ではオリンピックやワクチンに関して、「それは本当に掘り下げているのか」と疑わざるを得ない発言を目にします。

 

掘り下げるということは、自分自身でその発言等の出自を特定し、自分で閲覧して理解するというところまでが含まれています。弁護士や医師(あくまで例え)といった、特定の専門家が発言している内容を鵜呑みにすることは「掘り下げ」ではなく、表面にある何かを見てそこからすべてを妄想して断言に至らせているということになります。イメージは違うかもしれませんが、記事の見出しだけで判断・断定してしまうことに近いと思います。これって結構危ないですよね。

 

ぼく自身も深く掘り下げるということはあまりしてきませんでしたし、何より苦手でした。それよりも現代は、深く掘り下げるほど興味がないという傾向にあるかなと思います。それが逆に先方のねらいなのかもしれません。

 

こういう時期だからこそ、というよりは常日頃から、自分自身で触れて気になったものに対しては、掘り下げてみるという行動を起こしていくことが大切だなと感じました。

 

 

 

工事の立ち合いですが、現在の職場に来て3年目でありながらもまだまだ全容がつかめていないところがあります。この立ち合いはその部分を少しだけでも明るくしてくれますので、いい経験になっています。あとは無事故で終わりますように。