縁は異なもの。
北海道新聞1月26日の地域の話題、13面に「隈研吾さんの新八雲町役場設計」という見出しが載りました。ネットでは「どうして隈研吾が八雲町役場の設計を」という記事が出ていたので、そのつながりがわからないという人がいたのでしょうね。
この記事では、携わることになったいきさつがまとめられています。
隈さんは過去、八雲町の施設設計のコンペに応募し、落選したことがあるそうです。
タッグを組んでいた方とその悔しさをばねに努力を重ね、公募型プロポーザルによる結果を見事引き寄せました。
縁は誰にもわからない
誰にも、その時のきっかけが今後どのように影響を及ぼしていくか、わかることはないと思います。今回のケースも、次があるかどうかわからない中、待ち続けたのだと思います。世の中は再挑戦をさせてくれない風潮になりました(させられました)が、こういった機会はとても貴重なのだと思います。それは隈さんに限った話ではありません。
八雲町は函館市に匹敵する特別、という見出しとともに、インタビューも掲載されています。八雲町は渡島地方における重要な拠点になります。函館市や北斗市、その周辺には及びませんが、充実した街並みを持っています。ないものを挙げればきりがありませんが、ちょうどよく住める場所です。課題は他の都市同様、たくさん抱えています。それを解消していくのは、行政や町議会の役目であり、八雲町の産業を担う人たちの役割です。このような形で八雲町を評価してくれているのですから、そこに応えてもいいのではと考えます。
新たな八雲町役場の建設は、2024年度から始まります。
これに併せて、道路整備なども行われます。既に北海道新幹線の新八雲駅建設も動いています。八雲町はこれからもしばらくは工事で騒がしい時間を過ごすことになりそうです。
機会があれば、建設の過程を眺めていきたいです。なぜならそれはその時にしか見ることができないからです。その光景から学べることもたくさんあります。その光景を目に焼き付けて、前に進んでいきたいと思います。