今朝は、なまらしばれました。
先週、そして今週と道北地方におります。
札幌と比べますと勿論なことなのですが、積雪量が段違いです。
札幌も寒い日がありますが、こちらの寒さはまた格段に違うなと肌で感じていました。
現場までの移動の際、川の近くを走りますと、特に寒い日は川から「湯気」のようなものが立ちあがっている光景を見かけます。これはよくテレビのお天気コーナーで、どれだけ寒いかを視聴者に知らせるために捉える映像のなかのひとつに含まれています。
これはけあらし(気嵐)と言うそうで、川の表面の温度が外気よりも高くなっているため、冷たい空気に触れた際に湯気(または霧)のように立ち上がる現象です。
この現象が川を中心として広範囲に及ぶことがあり、そうなってしまいますとかんたんに視界を奪われ、走行により集中をしなければならなくなります。札幌の人間からしましたらこれはこれで貴重な体験であることにかわりはないのですが、その現象に直面したときに何をしているかによって、抱く印象は変わってしまうのだなと感じました。
この現象、現場近くでも(おそらく)見られましたので、合間にパチリ。
直に見ていますと、とても幻想的な光景に思えました。
これも自然の恵みであり、脅威でもあるんだなって。
ぼくたちは果たして、自然のことをどれだけ理解しているのでしょうか。
環境に対する意識も年々高まっていますが、中には間違った認識もあり、実際はそんなに理解されていないのではと感じることがあります。
それは何も、自然のことに限った話ではないと思っています。
人間がそれをシンプルにすることもできますし、難しくしてしまうことも可能です。
果たして今この世界で起きている出来事はどちらなのか?
どうしてそうなってしまうのか?
そこから考えていかないと、解決するものも解決しない。
そこがいちばん難しいのかなと想いを巡らせ、冬の太陽をからだいっぱい浴びたいちにちでした。