つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その212

 

In Concert Volume One

 

f:id:maruyamabase:20201011201140j:plain

f:id:maruyamabase:20201011201208j:plain

f:id:maruyamabase:20201011201339j:plain

 

Freddie Hubbard / Stanley Turrentine

KICJ-2562


1.Povo
2.Gibraltar


parsonel
Freddie Hubbard(tp)
Stanley Turrentine(sax)
Herbie Hancok(p)
Ron Carter(b)
Jack DeJohnette(ds)
Eric Gale(g)


recorded

1.march 3,1973 at the Chicago Opera House
2.March 4,1973 at the Ford Auditorium in Detroit


CTI(Creed Taylor Issue)プロジェクトの代表格によるライブアルバム。
ハバードの名曲「ジブラルタル」ではスーパープレイヤーたちがひとつに
まとまる進化形を見せてくれます。
2曲とも20分に迫る演奏時間があり、それほどインタープレイが白熱していたことを
うかがわせます。

明日から旅に出ます。

どうか探さないでください 笑。

 

 

 

とはなかなかなりませんが、まとまった休みをいただき、道東~道北~道央~道南と長距離を移動してきます。

 

 

八雲町に移住してから集め始めました「かけ橋カード」、今回の旅でコンプリートを目指します。

 

 

 

maruyamabase.hatenablog.jp

 

 

maruyamabase.hatenablog.jp

 

続きを読む

【詩】旅行鞄に詰める

旅の準備ほどわくわくするものはない

 

どこへ行く 何をするもいいが

 

着替えや日用品など

 

非日常の未来に向けて日用品を詰め込んでいく

 

その過程がなんともたまらない

 

まるで遠足に行く前の日のような

 

まるで初めて友達の家に泊まりにいく前の日のような

 

不思議な高揚感が漂っている

 

 

 

 

その鞄に詰めるのは

 

着替えのほかにお土産も

 

そこに詰めていくのは

 

想像もつかない未来で

 

想定外の思い出

 

 

 

時には痛い出来事も入ってくるけれど

 

それらはすべて時間で中和される

 

その鞄はタイムマシン

 

いつでもどこにでも行ける

 

あとはチケットを取り

 

キーを回し

 

その列車に飛び乗るだけ

 

 

 

その鞄は

 

どこまでもついていく

 

あらゆるものを詰めるために

 

その想いを運ぶために

【詩】はかりにかけなくては

人生の選択ということばがあるけれど

 

それはつまるところAとBをはかりにかけて

 

どちらが重みをもっているかを確かめることなのだと思う

 

 

 

その重みはいろんな言葉に変換され

 

ネガティブなものは一切含まれず

 

天使に見守られているかのようなポジティブなものでなければならないと

 

どこかで矯正しているように思えた

 

 

 

この世界には

 

はかりにかけたがっている

 

倫理に重きを置く人もいれば

 

生活費に切実な願いをかける人もいる

 

多くの人が賛同するいっぽうで

 

違うはかりを持ってくる人もいる

 

ものの大切さは

 

平等にはできないのに

 

 

 

 

世間はいつしか

 

世間の論理とは異なることに対して糾弾するようになった

 

世間はいつしか

 

大なり小なりの過ちに対して寛容ではなくなった

 

そして世間はいつしか

 

自分の愚かさを省みず差し置いては

 

他を責めることばかりに執心するようになった

 

 

 

この歪みは何なのだろう

 

はかりの目盛りもいつしか

【詩】見えているのに

いつもの道を車で走る

 

その曲がり角の向こうにあなたがいることをわかっているのに

 

その場所を通ることはしない

 

だって

 

あなたの顔を見たとしてどうすればいいのだろう

 

結果は見えているのに

 

 

 

 

あなたの微笑は

 

あなたの話し声は

 

そしてその距離は

 

親近感とは程遠い

 

ぼくにはあなたが見えているのに

 

 

 

 

 

あれほど晴れていた空が

 

いつの間にか厚い雲に占領される

 

風が寒さを運んできては

 

地面を湿らす呪文をかける

 

この場所からは遠くが見える

 

世界の移り変わりは見えているのに

 

いざ自分の元に訪れると

 

ひどくひどく狼狽する

 

 

そんな姿も

 

どこかで見えているのだろうか

 

 

 

 

見えていることが

 

見えているように

【詩】それほど

もう あなたのことはそれほど気にならなくなった

 

 

 

距離が離れ

 

連絡しても既読ばかり

 

何かしらの返事が来るわけでもない

 

どれだけ熱かった想いも

 

空を切るようにして奪われていく

 

相手はそこまでだと露とも知りはしない

 

そんなものだ

 

 

 

だからもう 追い求める足を緩めることにした

 

だからもう それほど気にはならなくなった

 

電話口で声を聞いても

 

視界の端にそれとわかる姿を確認しても

 

正視して見つめることのほどでもない

 

もうそれほど気にはならなくなった

 

 

 

自粛の風に距離を阻まれ

 

多忙な日常だけ抱えさせられる

 

そうして想いは潰えていき

 

単なる知り合いという事実が残る

 

それだけは嫌だった

 

それほど嫌なものはなかった

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その211

The Survivor's Suite(残氓)

 

f:id:maruyamabase:20201006221418j:plain

f:id:maruyamabase:20201006221446j:plain

f:id:maruyamabase:20201006221512j:plain

 

Keith Jarrett

 

USSU-5716

 

1.The Survivor's Suite - Beginning
2.The Survivor's Suite - Conclusion

 

parsonel

Keith Jarrett piano,soprano saxophone,bass recorder,celeste,osi drums
Dewey Redman tenor saxophone,percussion
Charlie Haden bass
Paul Motian drums,percussion


1976年4月、ドイツ・ルートヴィヒスブルク、トンスタジオ・バウアーにて録音

邦題を「残氓」といいます。
また、こちらはアメリカン・クァルテットの最終章として制作されたものであり、
70年代のジャズ界を象徴するユニットの作品であります。

曲は2曲のみとなっていますが、邦題は「発端」そして「結末」とクレジットされています。
2曲とも長尺となっておりますが、叙情豊かな、そして感情溢れるプレイが凝縮されています。


ドラマティックです。

 

令和2年10月の読書感想文③ ハケンアニメ! 辻村深月(つじむらみづき):著 マガジンハウス

9月は1冊しか上げることが出来ませんでしたので、今月は早いタイミングで上げていこうと思います。

 

 

ちなみに、今回の本は札幌で1度読みました。

 

今回は、とある理由があっての再読です。

 

f:id:maruyamabase:20201005213228j:plain

 

ハケンアニメ! 辻村深月(つじむらみづき):著 マガジンハウス 

八雲町立図書館蔵

 

続きを読む