つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和4年5月の読書感想文⑥ 増補改訂新版 手づくりする木のカトラリー 西川栄明:著 誠文堂新光社

過去に読んだ本の参考図書に挙げられていたもので、増補改訂新版となって更新されていたので買い求めました。ぼく自身のどこかでは、木を使って何かを作りたいという気持ちがあるようです。

 

増補改訂新版 手づくりする木のカトラリー 西川栄明:著 誠文堂新光社 個人蔵

 

樹種別・道具の使いとテクニック付きとある通り、自分好みの美しい形をさがし、けずり、つかうためのガイドブックとなっております。

 

 

表紙を見返して驚きましたが、本書には32人の木工作家さんが登場し、約380作品が収録されております。デザインの勉強としても、単純に読み物としても、かなりのボリュームを感じる内容になっています。

 

 

本書ですが

・スプーン、匙

・フォーク

・バターナイフ、へら、しゃもじ・・・

・箱、ケース

・器、皿、膳、鍋敷き・・・

・カッティングボード、まな板

・箸、箸置き、カトラリーレスト

 

とアイテム別に分かれているのに加え、加工時に使用している道具や使い方、作家さんの連絡先や用語解説など、「詰め込んだ」を感じる満足なものとなっていました。どこかで腰をあげなければなりませんが、何かひとつでも作り始めてみれば、木工の魅力を肌で感じることが出来ます。どれを作ろうか、ではなく、まずは作ってみると考え、木に触れて木に学び、木と生きていけばいいのかなと改めて思いました。