つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和4年8月の読書感想文⑩ 森のブッシュクラフト図鑑[新装改訂版] スズキサトル:著 笠倉出版社

「イラストで見せる野外工作技術」とするイラストつきの図鑑。純粋に楽しめます。

 

森のブッシュクラフト図鑑[新装改訂版] スズキサトル:著 笠倉出版社 個人蔵

 

道具の使い方からクラフトづくりにいたるまで、結構丁寧に、イラストや写真を使った図解を含めてかみ砕いて説明してくれています。

 

近くに森がある環境であれば、クラフトづくりの材料探しにさほど困らないかもしれません。しかしその前に、道具の扱いに慣れておく必要があります。本書は道具の使い方にも紙面を割いているのと、先人の知恵というものを最大限に褒めて紹介しているのが特徴です。

 

 

どんなに近代的な、どんなにかっこいいアイテムでも、うまく使いこなすことが出来なければ所有している意味がなくなります。どのようなアイテムでも「手になじませる」ことが必要です。そのうえで初めて、モノ作りが可能になります。

 

現在森は何かと脅威の対象となっており、立ち入ることがさらに難しくなっています。

そういった怖さもしっかりと知ったうえで、叡智に触れていくことこそ、これからの生活に必要なのではないかと思います。