今年も無事に繁忙期がやってきました。
実は6月下旬に1期をこなしており、7月下旬から2期目に入っております。
8月はお盆期間を除き、忙しくさせていただく予定です。
無難に過ぎるよう、適度に神経を張り巡らします。
川と海 宇野木早苗・山本民次・清野聡子:編 築地書館 個人蔵
教科書のような本です。
川と海はつながっている。
そう頭ではわかっていたとしても、実際はどうなのかという部分では理解が足りません。
本書は、川は海にどのような影響を与えるのかという点において、自然の形成や環境問題などが記載されているものになり、これからの土地利用に一石を投じるものとなっております。
頁を開きますと図解もあり、かなり詳細な記述をしています。4部構成となっていて、総論から影響、課題と管理に至るまで、突っ込んだ記述がみられます。自然環境系の勉強をされている方、またはこれからという方には、憶えていて欲しい本だと思います。
自然環境は木と水に目が行きます。木は植樹活動が盛んですが、水は川水周辺の整備になりますが、これは実施が難しいと思います。どちらも年々の悪天候等で地形が変わり、これまでの恩恵が受けられなくなる可能性が高まっています。環境の激変は農作物や酪農・畜産・海産までに大きな影響を及ぼします。本来であれば、ここの維持管理にかなりまとまった予算を編成していくべきなのですが。
今あるものを大事に使うのももちろんですが、どのように次の世代につなげていくかも、大事な議論のひとつになります。それを軽視しては、未来を放棄しているのと同義なのです。