つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和5年繫忙期の読書感想文㉓ 大阪アースダイバー 中沢新一:著 講談社

地理学の本のように思えるのですが、それ以外の深みも感じます。

 

大阪アースダイバー 中沢新一:著 講談社 個人蔵

 

「アースダイバー」とは何だろう?と思って調べてみました。

ja.wikipedia.org

 

 

 

歴史として起きた事実と、土地(地形など)の成り立ちや文化の形成を紐解くもののようで、中沢氏のアースダイバーはシリーズ化されているようです。

 

歴史と地理の組み合わせは「ブラタモリ」が有名ですが、本の世界においてはテレビ番組よりもかなり先に綴られていたと記憶しています。それが今自分なりの脚光を浴びせているのは年齢が関係していることが挙げられます。本一冊でその土地の歴史からチリから文化まで触れることが出来るのは僥倖ではありますが、同時に「もっと」の欲が出てしまうことも事実です。実際の歴史等は、一冊の本ではまとめきれないほどの時間を有していますから、次はその手足と目で実際に確かめるとよいと思います。本書は大阪に焦点を当てたアースダイバーシリーズ。大阪という「ディープ」な歴史を紐解いた、エンタメな一冊になっていると感じました。