韓国の選挙が話題になっているようです。
何でも野党が政権与党を上回る議席を獲得する見込みとのことで、確定すればいわゆる「ねじれ」が生じるとのこと。政権運営が難しくなってきます。
日本の政権運営もそうだと思うのですが、なかなか手を取り合ってやっていくというのができないようです。勢力というものは相対する勢力を引きずり降ろそうとするのが本職に思えるくらいです。なのでどちらの勢力も「自分たちがのし上がる」ことだけを重視していて、いざ運営をしてみると「大して変わらないじゃん」ということになりがちです。そしてまた舵取りを奪われてしまう。この繰り返しの歴史だと思います。
端から見てると「なんだかなぁ」と思うことしばしばなのですが、この繰り返しを見ているとなんだか意欲がなくなってきます。自分の仕事以上に意欲がなくなる。大きな物事の運営でそれがあってはならないのですが、それはもう魔法にかかったくらい。逆にそうすることで運営しやすくすることを狙っているのではと勘ぐってしまうほどです。
わたしたちは「揺らぐ」いきものだと思います。
何も選挙の話だけではありません。恋愛もそうですし、仕事だってそうです。
分岐点があってもなくても、何かの機会に揺らいできたはず。
それがいいか悪いかではなく、これが人間なんだという自覚をもたらすものです。
この揺らぎを自覚することで、少し世間の見方が変わるかもしれません。大きく変わっていくには、もっとたくさんのひとたちの自覚が必要になりますが。
韓国は日本の隣国です。これまでああだこうだ、そうだそうじゃないと言われ続けてきましたが、無用な争いは避けたいとの気持ちが強くあります。
穏便に無難に、安穏に安全に、物事が進んでくれることを願うばかりです。