つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その47

 

【Series Sideman of John Coltrane

 

Thelonious Himself / Thelonious Monk

 

 

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VICJ-2116
Riverside12235


1.April In Paris
2.(I Don't Stand)A Ghost Of A Chance With You
3.Functional
4.I'm Getting Sentimental Over You
5.I Should Care
6.'Round Midnight
7.All Alone
8.Monk's Mood
9.'Round Midnight(in progress) *(CDのみのボーナストラック)


personel

 

Thelonious Monk(p)
John Coltrane(ts)
Wilbur Ware(b)


セロニアス・モンクは個性的なピアニストとして有名で、数々の歴史的セッションを残した人でもあります。
そして珍しいんのがこのトリオ編成の中身で、通常は

ピアノ・ドラム・ベース

なのですが、この作品では


ピアノ・サックス・ベース


となっていて、これはこの時代ではかなりな常識破りの編成になっています。

 

プレステッジというレーベルのチャレンジ精神なども加わってか、今回のような興味深い編成になったのかな?と感じました。

肝心のプレイはというと。

 


やはりコルトレーン、じゃなく、モンクのピアノに注目したいところ。

すごい繊細なのです。そして彼へのイメージをある意味「決定づける」プレイをしてくれていて、嬉しい驚きをもたらしてくれます。

 


モンクのプレイは品がないといった感覚を持っていた人が当時はいたそうですが、それを見事に打ち破ったのが今作。CDのみのボーナスは20分を超える楽曲となっているため、これまた聴きごたえがあります。