職場であり、自宅でもある牧場に向かいます(帰ります)と
天候によりますが、だんだんと霧が立ち込めてきます。
牧場から数キロ離れただけで天候ががらりと変わることがあります。
自然のなかで暮らすとは、まさしくこういうことなのです。
車窓からですが、タイミングが合えば放牧している牛群を見ることができます。
基本、牛さんは団体行動のようです。
単独で動く場合は、調子が悪いとか、お産が近いとか、何かしらの理由がついてきます。
ズームにしてみました。
カメラで撮影するとこんな感じになってしまいますが、実際は結構鮮明に見えます。
和む瞬間です。
背後の天気のように、近くでは周りを確認することができても、ちょっと進むと周りが見えなくなる、ということがあります。
それは霧に限らず、例えば藪の中でも同様のことがいえると思います。
勢いに任せて突進していった結果、藪に視界を奪われて身動きが取れなくなる。
比喩になってしまいますが、このような状況を自ら招いている人が多くなったような。
たとえ視界良好でも、見失う人はどんどん多くなってきているのではと感じています。
(それは同時に自分自身も気をつけないといけないことです)
現在地や方向など、自分の立ち位置がわからなくなるほど恐ろしいことはないです。
立ち位置がはっきり、そしてしっかりしていることこそが、ある意味担保になります。
さらに混沌が増した世界になってきています。常に自戒していきたいと思いました。
ふと思いましたが、見飽きないなぁ。