うんちはくさい
うんちはくさい
朝したうんちはくさい
昼したうんちもくさい
夜にしたうんちだってください
うんちがくさいのは人間だけだろうか
ある日逃げた子牛をつかまえた
後ろから押すようにして連れて行った
そうするとどこからか匂ってきた
それはうんちのにおいだった
やばい!っと思ったのも時すでに遅しで
ぼくの作業着には子牛のうんちがついていた
そのうんちはくさかった
どうやらうんちがくさいのは人間だけではないらしい
ずっとうんちのにおいがしていたけれど
心はどこか晴れやかだった
けどすぐに子牛のうんちがついた作業着は洗濯した
それくらいくさかった
人間のうんちも負けないけれど