つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和3年6月の読書感想文① NO LIMIT 自分を超える方法 栗城史多:著 サンクチュアリ出版

デス・ゾーンという本を読んだ後に栗城さんの著書にも目を通したほうがいいだろうと思い、図書館で借りてきました。

 

 

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NO LIMIT 自分を超える方法 栗城史多:著 サンクチュアリ出版 八雲町立図書館蔵

 

肩書には「世界七大陸最高峰の単独・無酸素登頂に挑む若き登山家」とありました。

 

 

 

 

勢いがあるぶん、自己啓発本と思ってしまう

 

本書はかなり読みやすいです。文字もさほど多くなく、写真も多め。文章だけではなく、文章プラス写真で相乗効果を上げようとしている感じです。かといって決して書いていることがハズれているかと言えばそうではありません。すごく現実的なこともおっしゃられていますし、反面スピリチュアル的な発言も見受けられます。それは彼が山に登っているからこそ、下山しているときの考えと山に向かって歩いているときの考えとがはっきりとあるのだと思います。

 

 

 

この本には「熱」がある

 

読む順序が逆になっていても、この本に込められた熱意が伝わってきます。

このような表現は避けるべきとは思いますが、山に登ることに対して純粋な気持ちや考えが綴られていると思います。だからこそ、その喜びや悲しみ、辛さといったものが鮮明に記載され、伝わってくるのだと思います。

 

 

 

自分を超えたらどうなるのか

 

タイトルに自分を超える方法とあったので、超えたらその後はどうなるのかみたいなことは書かれているのだろうかと思ったのですが、そこまでは書かれていないように思いました。なんとなくですが、決意表明のような感じで本書は締めくくられていたと感じています。

 

 

 

この頃の栗城さんはとても輝いていたということがよくわかる本でした。

次回は次の本、「弱者の勇気」の感想を述べます。