つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

牛にとっても過ごしやすい時期です。

 

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夏季の牧場ですが、牛を放牧地に出しています。

一部牛舎で飼育している牛もいますが、ほとんどが1日を外で過ごしています。

今年の夏はとても蒸し暑く、朝から晩まで牛たちは木陰に避難。夕方、もしくは夜になって初めて行動を始めるという日が少なくありませんでした。

 

牛はとても暑がりです。皮が厚いというのも理由のひとつになります。

(熱をためこみやすい)

撮影時は既に9月。多少の陽射しはあっても秋の風が吹いていますので、このように気持ちよく過ごしている牛もちらほら見かけます。

 

夏季の仕事の中のひとつとして、「見回り」があります。

放牧地にいる牛の頭数と体調を確認するといった業務になります。

道東では(おそらく市町村運営の)育成牧場(夏場限定で牛を預かって放牧させる場所)で熊の被害にあうなど、物騒な話もありますが、熊も臆病な動物と言われているので、よほどのことがない限りは緊急の事態はうまれないはずです。そうだとはわかっていても、見回りの際は最新の注意を払います。

 

実際に牛たちを確認した後は、少しの時間牛とのかかわりを持つようにしています。

この場所に勤めて3年目ですが、牛も私もお互い慣れてきたようです。

 

 

この放牧は雪が降る直前まで行われる予定ですが、秋が来ている以上、冬はすぐそこです。そうなりますと牛舎に牛たちが集まって生活する時期が到来します。1年はほんとうに早いものです。今年の冬はどうなるかなと、かなり早いですが、穏やかな季節になることを願いたいです。