おかえりモネ。本日最終回でした。
「おかえり」の意味が、すうっと入ってきて浸透する、そんな展開でした。
「ただいま」と言える場所があるなら、「おかえり」と言ってもらいたくなる。
「行ってくるね」という決意が何度も見られ、「待っています」という強さをみることができました。
時間軸はいまのわたしたちのいる時間よりも、「先」の段階でエンディングを迎えています。それは今の世相を反映した、希望とも祈りともとれるメッセージです。
菅波先生が大学病院の医師であったことも、何かしら伝えたいことがあったのかなと思います。
この展開は祈りであり、非難されるものではありません。
ドラマに希望や祈りをのせてはいけないのでしょうか。
それは放送局への憎しみにも取れてしまいましたが、少し様々なことに冷静になっていればと思うのです。今はまさしく「焦って」いると思いますし、「囚われて」いるようにもみえるからです。
全世界を覆う事態はどのような受け取られ方をしても、現実問題として様々な波紋を呼んでいます。この騒動が収まることが一番ではありますが、それぞれの主張が実際はどうだったのかというのをしっかりと見返して、それぞれの立場の人たちに語らせなければ、人間が今抱える課題は絶対に解決しません。それはいま行われている選挙よりも、大切なことだと感じています。
放送は終わってしまいましたが、最終週は録画していますので、少し時間を置いて、ゆっくり見返したいと思います。