つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和4年6月の読書感想文③ こうやって、考える。 外山滋比古:著 PHP文庫

久々に八雲町内の本屋さんで買ってしまった。

 

こうやって、考える。 外山滋比古:著 PHP文庫 個人蔵

 

「考えかた」の超入門書。ということが書かれていたので、気になったのが正直なところ。

 

頁を開いてみると、外山さんの著書の一節を抜き出し、そこに少し説明を加えた編集版となっており、難しく考えることなく読み進めることが出来ます。つまりは何度も読み返していくうちに、頭に浸透しやすい(のではないか)という側面があります。

 

なんとなく自己啓発書の雰囲気を醸し出していますが、そう思ってしまうのも、このような内容の発信を、数多のインフルエンサー(自称含む)が行っているからだと推察できます。それっぽいことを言ってしまえばそのように聞こえてしまうものなのですが、外山さんのそれは、基本中の基本というスタンスをとっており、特別性は感じないにしろ、「あ、そうか」と立ち位置を確認することにつながります。「わたしの言うことを聞けばまちがいない!」ではないのです。そこが大きな違いなのではと思います。

 

何度も読み返して、自分なりの〇箇条を定めてみてもいいかもしれませんね。