つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和3年12月の読書感想文④ イチからわかる牛の放牧入門 平野清:著 農文協

現在の仕事に就いてから、農文協というところの本を買うようになりました。

 

 

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イチからわかる牛の放牧入門 平野清:著 農文協 個人蔵

 

文字通り、放牧(ほうぼく)に関する入門書になります。

放牧の魅力点をはじめ、放牧のやり方などを丁寧に解説しています。

また、放牧時に食べてもらう草についても触れており、季節等に合わせた植生を行うことも可能になっています。加えて「食害」にも触れており、放牧のリスクにも触れております。Q&Aも設けられており、かなり網羅した内容になっているのではないかと思います。

 

購入した理由は、自分の職場でしか放牧を見たことがなかったため、一般的な放牧とはどのような状況を言っているのか知りたかったというのが大きいです。勤務先の牧場は飼養方法が制限されているので、この放牧が大きなカギになっています。草も重要なのですが、草以外にも目を向けて、牛の増体につなぐことができればいいなと勝手に考えております。

 

そしてこの本を読み終えて、巻末に放牧に関する情報提供者への感謝のコメントが綴られていたのですが、そこに着任時の場長の名前がありました。ふしぎな縁を感じました。