つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和4年5月の創作②

あなたはわたしに言いました

 

「押し付けがましい」と憎しみを込めて

 

それをきいたわたしはとても悲しい気持ちになりました

 

 

あなたはわたしに言いました

 

「いつも見ているわけじゃないからすぐに返せなくてごめんなさい」と体裁を繕って

 

それをきいたわたしはとても悲しい気持ちになりました

 

 

あなたはわたしに言いました

 

「お金がある人から愛をもらうことにしました」と言葉を突き放して

 

それをきいたわたしはとても悲しい気持ちになりました

 

 

 

受け取る側の悲しい気持ちを想像できないなら

 

どうか厳しい言葉を使うのをやめてください

 

それができないなら

 

なんだか世間で騒がれている光やら正義やら平和やらは一向にやってこないから

 

みんなそれができないから

 

戦争も起きてしまうし

いじめや殺人も起きてしまう

哀しいことは一向に止まらないんだ

 

みんな自由や権利を主張して何かと争おうとしているけれど

 

気がつけば周りが焼け野原になっている場合だってあるんだよ

 

 

 

わたしは心配性で明るいことは言えないけれど

 

それらがすべて自分に返ってくる日を待っていてください

 

 

 

【無言の手紙】