つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和4年6月の読書感想文⑰ A Visit From The Goon Squad(ならずものがやってくる) ジェニファー・イーガン:著 谷崎由依:訳 ハヤカワepi文庫

ピュリッツアー賞、全米批評家協会賞受賞作。他の作品では映画化もされているようです。

 

 

A Visit From The Goon Squad(ならずものがやってくる) ジェニファー・イーガン:著

谷崎由依:訳 ハヤカワepi文庫 個人蔵

 

文庫ですがかなりの厚さがあります。

海外の小説は読むのに苦労することもあるのですが、頑張って読むようにしています。

個人的には独特な文章に感じたので、読むのに苦労しました。

 

主人公はふたりいて、元パンクロッカーと盗癖のある助手いるのですが、過去と未来を行ったり来たりしながら(バックトゥザフューチャーみたいに聞こえるけど)、かかわっていった人たちにつながっていくという流れになっています。まぁとにかく読みごたえはあります。どこに行きつくのかは読んでからのお楽しみ。生きていることの楽しみと悲しみを味わえる作品です。

 

この作品のように、文章というよりは詩的な面が垣間見える瞬間は、わたしたちの生活にも介在していると思います。そういった側面もあるのだと思えば、人生も少しは変わって見えてくるかもしれませんね。