つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

「日本」は、だれがいちばんよく見ているか。

国内の報道を見ると、日本の政治に対する不満ばかりです。

記憶では、(国民の多くから)褒められたことがないのではと思うほどです。

自分が生き、住み、そして臨終を迎えるであろう土地のある国をここまで言うのは、個人としては憚られます。しかし、こういった不満等を言う人の気持ちは、国を思ってこそというのが見えては来ます。

 

 

しかし、批判ばかりが過ぎた、と年齢を重ねてから思うようになりました。

つまりは「褒める基準」がわからなくなっているのではという危惧になります。

褒めることはかんたんなような気がするのですが、褒めるイコール認めるということにつながるからなのか、かんたんに褒めることをしません。だから世間はいつしか、誰に対しても「褒める」ことをしなくなってきたのではという考えがあります。

 

日本の荒廃を(勝手に?も含め)憂う人たちが増えてきていますが、果たして日本の隅々をしっかりと見ているか?と言われれば、それは疑問です。「灯台下暗し」という諺のあるとおり、「肝心な部分が見えていない・見ていない」のは、何を隠そう日本人だったと、日本国外の人から言われかねない状況にあります。日本の状況は、経済や外交なども含め「日本ではない周りの国」がいちばんよく見ています。よく見ているからこそ、「自国の有利になるようにコントロール」しようとすることを気を付けたいです。

 

 

外国の制度のあれこれを褒めて、日本の制度を批判する。

そんなことをやっていては、何も変わらないばかりか、大事なものを失い続けるだけです。

外国と日本の違いは何か。灯台の「下」までをしっかりを照らしてみていくことを意識して欲しいと願います。