現在の仕事の役割として、「管理人」という職務があります。
イメージするのは、「マンションやアパートの管理人」で、それこそ建物の内外観やインフラ設備などを管理する人という印象に思えます。それ以外の仕事もありますが、ざっくりと言えば「概観」を掴むといったような仕事に思います。
現在の職務のひとつとして、ひとつの施設の管理を行っています。
しかしながら、この職務に就いたときには対象の施設の状態の詳細を教えてもらうことはできませんでした。そのため、「どこに何があるか」といったとってもぼんやりした状態から手探りで建物のコンディションを探るという流れで管理に没頭します。加えて建物がもうそんなに新しい世代のものではないので、老朽化が進みます。そうなると楽そうに見えた「管理」の仕事も、中々忙しくなってくるという次第になります。
じゃあそもそも管理するとは何なのでしょうか。
特段何も調べてはいませんが、対象のものをある程度「健康」な状態にしておく、それを維持することを指すように思います。その中で定期的な検査(健康診断のようなもの)を実施し、安全管理上必要であれば、該当箇所の交換・更新等を行います。消化器1本からと様々です。非常に地味で細かい仕事ではありますが、狭く感じるようで意外と広い建物の全体像をつかむには、うってつけの仕事だと思います。
管理するとは、把握することなのだと思います。
ここには何がある。ここは今どういう状態だ。
ここは後何年で交換が必要だ。ここの設備を改善または更新したい。
時代に合わせた対応を行うということも管理の仕事になると思います。戦略からすれば「前に出る」仕事ではないのでその醍醐味も少ないですが、建物等の「声(とあえて書きます)」を聴くにはいいのではないでしょうか。
これから大掃除の時期になります。
そして数か月すれば年度末。自分のデスク周り等が騒がしくなる時期です。
季節の変わり目には故障が目立ちます。何かに追われるよりも、少しの余裕をもって取り掛かることが出来るようになればいいなと、いち管理者として思うところです。