移動式オービスを生んだのは何か
いつだったか、移動式オービス導入のニュースが流れ、衝撃を呼びました。
ちょっと調べてみますと、どうやら2014年には導入されていたようです。
北海道では昨年(だと思う)に本格導入されました。
オービスで思い出すのは、固定式のものです。
国道の交通量が多いところに設置されているイメージがあります。
その他で思い出されるのは、速度取り締まり(有人・ネズミ捕りとも)になります。
北海道では固定式のオービスが取り外され、移動式中心になったという報道を目にしました。加えて、導入当初は一般道で見かけたものが、最近では高速道路上でも取り締まりを行っているようです。まさしく、神出鬼没となりました。
ではその背景を探ろうとかんたんに検索してみたのですが、これだという内容はヒットしませんでした。警察に問い合わせれば答えてくれるかもしれませんが、個人的には、導入の背景には「其々の驕り」があるのではと感じます。
その驕りは取り締まる側、取り締まられる側双方にあります。
それぞれの驕りが生んだものではないかと、報道を目にしたときそう思いました。
取り締まる側とすれば、最少人数で効果的に実績をあげる。
ひょっとしたら、収入(交通違反による違反金の収入)予算を組んでいるかもしれません。そうなると、予算達成は必達事項です。効果的・効率的に進めるには、移動式オービスはまさしくうってつけになります。
取り締まられる側とすれば、どうやってすり抜けるか(違反してもしていなくても)に集中することになります。一部の人は「安全運転」に重きを置くことはありません。会社の都合、個人の都合で移動車輛は動かされます。その驕りを何とか通そうという動きが根強くなるのではないかと思います。
個人的には、移動式オービスの報道は衝撃的でした。
なんとなく、踏み入れてはならない境界を超えた感覚があります。
北海道はどうしても、スピードを出しやすい道路が存在します。
反面野生動物の個体数も増えてきています。
ぼく個人はそれなりの年齢もあって、自身の反応速度が低下していることを思い、以前ほどスピードを出さなくはなりましたが、ついつい踏んでしまうこともしばしばです。この取り締まりがあるとかないとかに関係なく、安全運転を心がけ、「時間をかけて移動する」ことに付加価値をつけて楽しむことが出来るようになればいいなと思いました。