北海道日本ハムファイターズの本拠地が札幌ドームからエスコンフィールドに移っています。
サイトを改めて見ますと、球場を含めた全体の施設が「北海道ボールパークFヴィレッジ」となるようで、野球の試合会場(球場)がエスコンフィールドになります。
何度も報道されていますが、野球の試合がない日でも楽しめるよう、創意工夫が施された日本屈指の施設となっています。
施設は車で付近を走行していても、JRで移動していても、その姿がはっきりとわかります。とんでもない施設(いい意味で)が出来たんだなというのが率直な気持ちです。もちろん、施設には足を運ぼうと思います。タイミングが合えば、試合も見てみたいですね。とにかくワクワクを与えてくれそうだなと期待しています。
と、個人としては思っていたのですが、肝心かなめの野球チームはなかなか勝利を手繰り寄せることが出来ていません。その影響もあってか、試合を見に来るお客さんの数も伸び悩んでいるようです。その他にもいろんな課題が見えてきているようなのですが、その内容を受けて一部報道が「札幌ドームでの試合開催を検討したほうがいいのでは」ということを言い始めました。この時点で「エスコンはダメだ」とバッサリ切ったのです。
これは正直、気持ちよくないですね笑。
どうもマスコミという組織は、最初に「批判」ありきのようです。困ります。
反論ではないのですが、この記事を読んで思ったことは、
1.どうして日本ハムは札幌ドームを出てエスコンを作ったのか、全く理解していない
2.批判の声ばかりを集めて運営の評価を下してしまっているが、時期尚早
3.一部試合の札幌ドーム開催の提案を記事にしているが、札幌市の差し金か
4.褒める、期待することが出来ない報道に、価値はなし
という感じです。はい。読んだ記事に関してはちょっと怒りですね。
札幌ドームでの運営はある意味「出来上がった感」がありましたが、最初の頃は果たしてどうだったのでしょうか。どのような状態からスタートしたのでしょうか。その歴史を知らないのですが、それを無視しての記事であるならば、それはもうそういうことですとしか言いようがないです。
エスコンを含めた施設の経験値は、レベル1から始まっています。
建物(施設)は完成しましたが、運営なども含めれば、本当の完成はまだまだ先ではないでしょうか?人間ひとりの感性も、身体が出来てからしばらくの時間が必要になります。強引な言い方ですが、この時点での評価はエスコンが赤ちゃんの状態であるにも関わらず、評価をしているということなのです。どうして経験値を積んで成長していくことを「待つ」ことが出来ないのでしょうか。その記事を書いている記者自身も、経験値が必要な時期はあったはずだと思うのですが。
北海道ボールパークを成長させるのは、そこを訪れた人たちです。
いいかげんな声ではありません。
世界的にも稀な施設を、とことん磨き上げていきましょう。
そうしてこそ、施設もチームも、輝きを増すはずなのですから。