6月に入って最初の週末。
緊急事態宣言に伴う北海道の緊張状態が一定程度解けてから最初の週末。
車を走らせ、北海道江差町へ向かいました。
国道沿いのお蕎麦屋さんにて「鶏天丼セット」。
案内された席の正面には窓があり、漁港(海)を見渡すことが出来ました。
自宅が八雲町の今金寄りになるため、まずは山を降りて雲石峠へ向かい、八雲町熊石側に出ます。そこからは国道沿いに乙部~江差と移動するのみです。片道約70km。そこそこの移動になりました。
日本海側は好天に恵まれ、海の青さも映えていました。それだけで「いいよなぁ」と思うことが出来るのは、恩恵以外の何物でもないです。
ただ悲しいことに、いくつかの店舗はシャッターが下ろされ、店内の灯りはついておらず、テナント募集の紙が貼りだされていました。
日常は戻りつつあります。
しかし、これまでの日常が戻るわけではない。
誰に言われるまでもない、ごく当たり前のことなのですが、改めてそれを実感しました。
よく「そんなこと言われなくてもわかってるって!」というセリフを耳にしますが、その現実を直視していない人は結構いると思うのです(例に漏れず自分もです)。
ふと「これまでの日常が戻れば」と思ってしまうのですが、その範囲はやはり「限定的」になります。言い方は厳しいですが、「自分に都合の良い範囲での日常」が戻ればという無意識の願いが入ってしまいます。そんな確証もなければ保証もありません。それなのにどこかで、という想いが底辺にこびりついてしまっています。
いつの間にやら自分都合の解釈が流行している世界。
ここでもたらされる日常がどんなものなのか、しっかり見届けようと思います。
※今週は草の収穫(冬季の牛の食料になります)のため、詩を掲載する予定です。
ご了承ください。