函館方面では上映されていなかったので、札幌まで観に行ってきました。
当日は「ユナイテッドシネマ札幌」で鑑賞しました。
コミックは全巻持っており、ページを開くたびにドキドキワクワクが全身を支配します。まるで音が聴こえてくるかのような描写は、この作品の代表的な表現になっています。
映画ですが、映画特有のシナリオ(設定)がみられました。原作にはないものです。
また展開も原作から少し変えているようです。さほど気にはなりませんでした。
ただ、展開を知っているものとしては、感涙必至でした。
だって、
「どこでどのような演奏が入るかを知っているから」。
日本編では大の演奏はジャズじゃないと酷評されるシーンがありますが、映画では割愛されています。他にもカットされている大事なシーンは割愛されていますが、それでもこの作品の、ジャズの魅力を余すことなく伝えてくれています。実際に音楽を作った人たちもジャズミュージシャンというのはとても心強く、そして豪華です。ジャズミュージシャンたちが感じた「JASS」の成長がそのまま、サウンドトラックとして紡ぎ出されているのです。
その昔、ジャズはどのように観られていたでしょうか。
一度は死んだといわれたジャズですが、日本を含めた「この世界のジャズ」は、これまでにない盛り上がりを見せています。
日常生活にジャズが流れ、イベントとしてジャズフェスが組まれるようになりました。
気づけば地元出身のジャズミュージシャンも出てきています。メジャーリーグではないですが、海外で活躍するミュージシャンもどんどん出てきています。ジャズはマニアックな音楽と思われていた節がありますが、どんどんポピュラーな、メジャーな音楽に「進化」しつつあります。
ぼく自身はジャズを聴いて20年以上経過しますが、未だに発見ばかりです。
どれもこれも違う音、違う演奏で、沼そのものです。
八雲町に移住してからは、札幌時代にはなかなかいくことのなかった「ライブハウス」でのジャズライブに足を運ぶようになりました。
ジャズは進化します。
ジャズとともに、自分も進んでいきたいと思いました。