つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

江藤良人Trio北海道ツアー at 函館Leaf

先月中ごろの話になるのですが、函館市大門近くにあるLeafというお店でジャズライブが開催されました。

 

hakodatejazzleaf.wixsite.com

 

その名も江藤良人トリオ。ニューアルバムを引っ提げてのツアーとなります。

 

トリオ編成ですが、

江藤良人(ds)

片倉真由子(p)

粟谷巧(b)

と、トリオ編成では代表的なものとなっております。

 

当初このライブの告知が出たときは驚きました。

こんなビッグネームが来るなんて!という感じです。

 

そして期待もありました。

 

ドラムの江藤さんのプレイは既にアルバムで知っていました(ライブアルバム)。

その姿とは裏腹に、とても柔らかいドラミングをするなと印象に残っていたのです。

粟谷さんはベース奏者なのですが、なんとベースソロのアルバムをリリースしています。そんなのが成立するのか?と半信半疑なところと興味津々な部分がありました。

ピアノの片倉さんは実力派ピアニストで、ビッグネームとの共演もあります。北海道で聴ける機会はそうないだろうという確信を持たせる存在です。

 

そんなお三方が来られるというので、この日に合わせて函館へ外勤し、そのままお休みをいただいてライブを聴いてきた、という次第です。

 

 

 

では感想を。

 

 

ひと言。

 

圧倒。

 

気迫の凄さと、プレイ(演奏)の凄さに魂を搔っ攫われた感じです。

BLUE GIANT的な迫力が、自分の目の前に現れた感じです。

ドラム・ピアノ・ベース、そのどれもが激しく、熱い。

それぞれの音が疾風となって聴衆に吹いたという感じです。

気分としては、台風の中にいるようなものでした。

 

もちろん、バラード調の曲もありはしたのですが、終始圧倒。

この演奏を聴きに来て本当に良かったと満足しました。

 

なんでしょう、音が何かを祓うといいますか、余計な考えを吹っ飛ばすといった感じの効果がありました。ライブ後は頭がぼやぁとしており、何とも情けないです。

演奏は前半と後半に分けるとともに、アンコールではトランぺッターを急遽ゲストに迎えて?クァルテットでの演奏を行いました。曲はマイルス・デイヴィスのものだったと記憶しています。滅多に演奏しない類の曲だったようです。

 

何もかも満足したぼくは、それはもうあっさりとCDを購入しました。

 

粟谷さんのソロアルバム「鼓動」

 

江藤良人トリオのアルバム「Everything I Love」。

左から江藤さん、粟谷さん、片倉さんです。

購入時にそれぞれがサインを書いてくださいました。

とてもいい作品なので、機会があれば是非チェックしてみてください。

 

 

翌日、この余韻に浸った状態でブックオフを廻り、何枚か仕入れ。

ジュリー・ロンドン(未開封

フランク・シナトラ

バリー・ハリス・トリオ

中々いい仕入れが出来ました。

 

 

ジャズは聴いても聴いても新しい音を聴きたくなります。完全沼です。

またどこかのタイミングで所有盤の整理をしなければならないときが来ますが、それまでの間は、記録された貴重な音を堪能したいと思います。