何か悪いことをしたとしても
謝罪するのはそこからずっと後のこと
誰かに悪いことをしたとしても
謝罪するのはその人ではなく不特定多数の聴衆に
誰に謝るのか何を謝るのか何のために謝るのかがぼやけてかすんでいく
謝罪はもうその効果を為さない
頭を下げた先には誰がいるのだろう
その人がいる内か
その人がいなくなってからか
そこだけでも大きく変わってくる
謝罪は謝ることが目的ではなく
もはや自己弁護の材料
この世の中はすべて
自分の利益のためという皮肉しか残らなかった