つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和5年10月の読書感想文④ 森は考える エドゥアルド・コーン:著 奥野克巳・近藤宏:監訳 近藤祉秋・二文字屋脩 亜紀書房

亜紀書房発行の、コーンさんの著書。森と人間はつながっている印象を受けました。

 

 

森は考える エドゥアルド・コーン:著 奥野克巳・近藤宏:監訳 

近藤祉秋・二文字屋脩 亜紀書房 個人蔵

 

 

海外の本と日本の本の違いは、海外はかなり多種多様な地域を巡って一冊の本を仕上げることがでできることに対し、日本の場合はその小さな国内に限られます。しかしながら日本という国の中でも土地柄のようなものがあり、海外の民俗事情にひけをとらない情報を集めることが出来ます。

 

著者のコーンさんは人類学博士ですが、ここに刻まれた文言はスピリチュアルを感じさせており、人間や森、野生動物たちとのつながりを考察しているとともに、その土地に生きる人たちの特徴を取り上げ、自然とのかかわりに関する立ち位置を模索しています。

 

哲学もあり、環境学もあり、ある種なんでもありの本ですが、森の深さを知るための本としては、適当かと思います。いろんな学問が集まると、どんなことでも探求できるんだなと実感しました。