つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和5年10月の読書感想文⑦ アゲイン 私と死神の300日 村山仁志:著 TO文庫

300日は何を指すのか。読んで納得の作品でした。

 

アゲイン 私と死神の300日 村山仁志:著 TO文庫 個人蔵

 

主人公の女性は、目覚めたら死んでいた。

唐突の導入ですが、どうして自分は死んだのかから探求は始まります。

そのさなかに死神が現れ、その場に留まることが出来るのは300日と教えられます。

その期限の前に、いろんなことを明るみにしていかなくてはならない。

死んでいるものの、孤独な探求がはじまります。

 

ここまでですと映画にもなりそうな設定なのですが、もうひとつふたつ加えられている設定があり、その部分と死神とのつながりが出てきます。

 

死神は、300日とは言わず、すぐにでも主人公の魂を奪い去りたい気持ちが強いです。しかしそれがうまくいきません。どうしてなのか?そういった「謎」とともに、彼女の探求を追っていただければと思います。