つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

切実な事情と現実がある。

北海道新聞10月24日の第2社会面に、「75歳以上の免許返納停滞」との記事が掲載されました。2018年以降最小ペースということです。

 

やはり車は便利

年々、免許返納の動きが鈍ってきているようです。

テレビをつければ高齢ドライバーによる事故の報道は数多く起きていますが、一方で現実問題としては、地方を中心に通院や買い物の移動手段としての車は根強くあり、免許返納を考えてはいるが返納までには至っていないようです。

 

 

公共インフラも細っている

別報道になりますが、これからバスの本数が減っていくという報道を耳にしました。従業員の数が足りないのと、利用者数の減少によるものだそうです。都市間高速バスや普段使いのバスなども対象になっています。これは多くのバス会社で実行されますが、そうなると問題となるのは、免許を返納したはいいものの、バスの本数が減る、または路線が廃止されることにより、一気に不便になることです。実証実験として幾つかの解決策を試行している自治体はありますが、導入はまだ先です。こうした不安ばかり見える報道が流れますと、ますます免許返納の動きは停滞するものと思われます。

 

 

 

縮小か、それとも

高齢化に伴い、なんとなく経済が「縮小」していっているイメージを持ちます。

それは高度経済成長が頂点に達し、下降していることを意味します。

これからも高齢者は多くなりますが、人口全体の何割まで行けば、社会の構図は大きく変わるのでしょうか。

 

いくつかのサービスは縮小を余儀なくされると思います。そうしますと経済が滞ります。再び活気を起こすためにはどうすればよいのか。そういった議論がずっと続くことでしょう。最適解はあるようでないものとみています。いずれにせよ、優しい社会が訪れてくれることを期待するしかないのかもしれません。