つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和5年師走の読書感想文⑳ ポエトリー・ドッグス 斉藤倫:著 講談社

「詩を出しているバー」という一文で購入を決めました。

 

ポエトリー・ドッグス 斉藤倫:著 講談社 個人蔵

 

詩人である斉藤倫さんが面白い本を出しました。

バーテンダーが犬なんです。

そのバーテンダーが、訪れたお客さんに対して、お酒のような感覚で詩をサービスしていくのです。

 

テレビ番組などでありそうな設定ですが、こうして本で読むと、何度も読み返したくなる、何度もそのお店に足を運びたくなってくる感覚が出てきます。

 

ここに登場する詩は、カウンターに座るお客の心に染み入ります。

それは読み手に対しても同様です。

 

 

詩とのふれあいかたは実に様々で、お酒のお供に詩がある場合だってあります。

そうして毎日の生活のどこかに詩があれば、折れることはないのかなと思います。