「詩を出しているバー」という一文で購入を決めました。
ポエトリー・ドッグス 斉藤倫:著 講談社 個人蔵
詩人である斉藤倫さんが面白い本を出しました。
バーテンダーが犬なんです。
そのバーテンダーが、訪れたお客さんに対して、お酒のような感覚で詩をサービスしていくのです。
テレビ番組などでありそうな設定ですが、こうして本で読むと、何度も読み返したくなる、何度もそのお店に足を運びたくなってくる感覚が出てきます。
ここに登場する詩は、カウンターに座るお客の心に染み入ります。
それは読み手に対しても同様です。
詩とのふれあいかたは実に様々で、お酒のお供に詩がある場合だってあります。
そうして毎日の生活のどこかに詩があれば、折れることはないのかなと思います。