つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和6年1月の読書感想文③ MODERN JAZZ(モダン・ジャズ) 原田和典:著 ミュージック・マガジン

ジャズのラジオ番組を聴いていて、本書の刊行を知ったので買い求めました。

 

MODERN JAZZ(モダン・ジャズ) 原田和典:著 ミュージック・マガジン 個人蔵

 

 

元ジャズ批評の編集長であった原田さん(北海道生まれ)によるモダン・ジャズを紐解く一冊。ディスクガイドであるとともに、時系列でアーティストを紹介しているので、ジャズの変遷を知ることもできる実用的な本となっています。

 

掲載されている期間は1945年~1968年。黄金期と呼ばれる期間の紹介となっていて、何度チェックしても新しい発見がある期間になっています。音楽を知るきっかけですが、実は様々で、ひとつの曲を介してその演奏者等に広がっていきます。例としては、マイルス・デイヴィスという有名なトランぺッターがいましたが、彼のバンドメンバーのリーダーアルバム等に派生したり、またはマイルスを信奉している現代のアーティストに触れてみたりと、波紋は無限大に広がります。もしいま、ジャズに限らず、音楽の幅の拡がりに限界を感じていたならば、CDにはブックレットがついているはずなので、バンドメンバーのチェックや解説などを読んでみてください。そこから新しい世界の扉があることを確実に教えてくれます。

 

 

今年も昨年同様、ジャズを聴いていきます。

新しいジャズや昔のジャズなど様々になりますが、いま聴きたい音を求めていくことになると思います。