北海道新聞1月12日11面の経済面に「今年の景気【回復】52%」との見出しが載りました。北海道にある42の商工会議所の会頭へアンケートを行った結果とともに、記事が載っております。
不安はまだある
回復が50%を超えていますが、物価高や消費低迷を不安視している様子もあるようです。経済の盛り返しについて、コロナ前後で比べると8割がた回復してきているという結果もありますが、全然回復していないという結果も少数あり、地域差が如実に出ています。
ラピダス・エスコン・・・
昨年は嬉しい話題も飛んできましたが、どうしてもその経済効果は地域限定になります。道央の活気が道北や道東にまで及ぶとはなかなか考えることが出来ません。そうなるとそれぞれの土地でも何かしら活気の出る物事を興さなくてはという思考になります。お祭り等のイベントではなく、産業としての物事です。それを見つけていくのは難しいことですが、これからの50年~100年を見据えた産業開発、定着に向けて、地方の自治体や経済界は動いていくべきなのかなと考えています。
晴れでも曇れば雨も降る
商工会議所会頭のアンケート結果に天気でその予報を出しているのですが、晴れと曇りが同じくらいあるように見えます。拮抗している感じです。ざっとみるとラピダスにともなう経済効果、インバウンドという文字が見えてきます。その中で唯一雨マークをつけている町がありました。道南の森町です。扶養控除額引き上げに触れ、人手不足解消のための手を打ってほしいとのコメントが載っていますが、都市部に限らず現在は地方においても働き手は少ないのが現実です。若者が地方に移住しているという報道をあちこちでみかけますが、おそらく絶対数が足りません。引きこもりの人たちが働きに出ることで多少のカバーは出来るかもしれませんが、賃金の問題もあるでしょう。なかなかうまい仕組みで解決していかなくてはなりませんが、まずは働くこと、ごはんを食べること、業績を上げていくことで、豊かな生活が待っていると考えていくべきなのでしょうか。
この解決には、デジタル技術の革新も含まれています。
課題は山積みですが、フタを開けてみたら、「ああよかった」と言える1年になっていればいいなと願うばかりです。