つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和2年8月の読書感想文⑥ 好日絵巻(こうじつえまき) 森下典子:絵と文 PARCO出版

毎度のように図書館にて本を返しては借りに行った際、新刊の棚に「おや?」と思って手に取りました。

 

まさかの新刊、蔵書にあるとはありがたい限りです。

 

 

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好日絵巻(こうじつえまき) 森下典子:絵と文 PARCO出版 八雲町立図書館蔵

 

 日日是好日から続く3作目となります。

帯にはシリーズ累計70万部突破、とあります。

個人的には、細く長く支持されて欲しい作品です。

 

さて今回はふんだんに絵が入っております。そのため文章は添える程度。

もちろん、お茶の先生との季節感漂うやりとりも収録されております。

 

地方では難しいかもしれませんが、お稽古に通うというのはひとつの充実だと思っています。そして、師事する先生がいることはとても幸せなことだと思っています。現代ではオンラインで師事することも可能となってしまいましたが、個人的にはやはり対面で学び取りたいなと思います。

 

本は四季からなっており、そのときの季節を感じさせてくれる文章と絵が収録されております。花火も満足に行われなくなったこの年ですが、本を通じて季節を感じ取り、日々を生きていくことも可能になってまいりました。

 

旬のものをいただく、ということも大事ですが、別な面から、季節を感じ取ることは案外大事なことなのかもしれないなと読後に感じました。