つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

「いつも」を忘れないように。

毎日毎日、感染者の数が報道されています。

だんだんとマヒしてきたのか、多さや少なさがわからなくなってきました。

いい意味なのかどうなのか、はっきりとしたことは不明ですが、いつの間にか「慣れ」が芽を出していたようです。

 

 

 

さて職場の牧場はと言いますと。

 

 

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はい。今日も元気に子牛が逃げております (笑)

 

 こういう光景を見ますと、やはりほっとします。

それは頭数が1頭だからということだと思います(笑)

これが集団でしたら、冗談では済まされません。

牧柵で囲っている場所から抜け出したことが決定的なので、いち早く修繕しなければならないからです。

 

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毎日の食卓ですが、冷蔵庫・冷凍庫にあるものである程度のやりくりが出来ています。

週に1回のまとめ買いでは、1週間分を網羅するにはまだ経験不足。

そういうときには意外と、頂き物が大いに役に立ちます。

 

 

何気ないことが、実は「いつもの光景」だったりします。

いま、テレビ画面やインターネット、新聞の紙面ではこの「いつもの」が侵食され続けています。このままでは日常は奪われ、「有事」として認識されてしまうのではと思ってしまいます。

 

 

幸いにも最低限の情報が入るこの場所に移住し、何よりも恐い自然の脅威を前にすることで、「いつもの」基準のようなものが変わった感触があります。8月7日に台風4号が北海道の日本海側を通った際、牧場周辺はたくさんの倒木が発生しました。これは時間差を置いて、数日間続いています。人間のちっぽけな力ではびくともしなかった大木が、強風というひとつの要素だけで動いてしまう。これまでいろんなことに対して非力、そして無力を感じてきましたが、今回はまた違う意味でのちっぽけさを痛感しました。

 

あと3か月もすれば、この牧場も冬を迎えます。

冬には冬の厳しさがあります。

春夏秋冬それぞれの厳しさを受け、逞しい人間になろうと思いました。