繫忙期の創作⑦
勝負の世界というのはとても崇高なもので
周りの雑音など一切入ってこないということがよくわかる
勝負の世界とわたしたちはよく言っているけど
あれはパラレルワールドなんじゃないかと思うくらいだ
勝負に生きる人たちがいる
しかしその勝負もずっとできないことはわかっている
勝負後の世界を考えなくちゃいけないんだろうけれど
今はまだ蚊帳の外に置いているようだ
集中とはそういうことも含めているのだろう
そのことだけを考えているという行為は
とてもシンプルでとても難しい
それが出来る人はやっぱり尊いとおもう
誰かとの勝負
自分との勝負
時間との勝負
色んな相手に勝負を挑む
それはわたしたちも同じで
ただ世界が違うだけの話
テレビの向こうではきょうもメダルを目指し勝負が行われている
わたしは今日もデスクに座り仕事する
毎月同じような勝負をしながら
4年間に思いを馳せる
【違う世界 同じ世界】